災害、というのは、思わぬ時に、いきなりやってきますが、癌も、同じような感じです。
いきなり、<悪性(癌)>ですね、と、診断(宣告)されます。
その時のために、どんな用意が要りますか?(私見)
1★闘病をサポートしてくれる人材(親類付き合い・交友関係)
2★闘病を支えてくれるお金(医療保険など)
3★治療方針で<もっとも大事なものはなにか、何を諦められるのか>の決断する覚悟
緊急的に手配、用意がいるのは、上記のように思います。
末期でなく、治療ができるなら、一刻もはやい治療がのぞまれます。
サポートしてくれる人、お金があっても、治療方針で悩む、ということも、よくあることです。
悩んでいるうちに、刻一刻と、転移のリスクは高まります。
例えば、乳がんなら、乳房を温存するのかしないのか。膵臓癌なら全摘出を選択して、インシュリンの注射をし続けることに耐えれるのか。前立腺癌なら、男性機能を維持できるかどうか。などなど・・・・。
根治術を行えば、命を残すことはできても、人生で大きなものを失うことも珍しくありません。
<生きる>ただそこまでに焦点をあてることができるのか否か。そこは、治療を決断するうえで、大きな分かれ目になります。いろんなのぞみを残しながら生きる、それをむつかしくするのが、癌なのです。
<癌>と言われた日のために、その恐怖に打ち勝つために、用意しておかないといけないことは・・・・医療現場にいると、本当に、日々、考えさせられます。