紅麹サプリの騒ぎをみながら・・・・・例えば、この中には、医師にコレステロールや中性脂肪が高くて内服勧められていた方も含まれていたと思うのですが
なぜ、医療処方は拒否で、サプリはいいんだろう?という疑問がぬぐえません。
日本の薬剤の承認は本当に厳しくてなかなか承認がおりませんし、承認がおりた薬はそれぞれの製薬会社が責任をもって、効用、副作用などの情報を全国津々浦々の先生まで情報を届けてくれます。もちろん、送付やFAXでも情報提供があります。
個人の体質に起因するトラブルはあれども、安全性はかなり高いといえます。
さらに言えば、保険診療により、薬剤費も非常に安く、診察・薬代などを考えても、サプリを服用するのと金額的には大差ない場合も多いです。
それなのに、なぜ、サプリなのか・・・・。
この疑問は、10年以上前から、EPAという内服を勧めると、非常に多くの患者さんからサプリではだめか?というお問い合わせをもらったことに起因します。
え?医療用の方が、支払い価格は安い、しかもEPA量も多い、しかも製薬会社が魚の仕入れから責任をもって精製しているEPAよりも、サプリがいいとは、何事なのか?
本当にわからなくて、食品業界の方に相談(愚痴?)したところ
<先生、それは、サプリの方が、薬より効果が弱い、作用が軽い、という気楽さがあるんですよ>
とのこと。
うぅぅぅぅぅーん。
患者さんに、どうやったら、医療処方が、安全で効果が高いことを、理解してもらえるんだろうと、頭を悩ませています。