私が、一番（母）親で尊敬しているところは、子供に意見をひるむことなく、しっかりと発言させてくれたことです。

 

例えば、親からみたら、叱らないといけないようなことでも、子供にしたら、納得できない、自分なりにこう考えている、ということがあるじゃないですか？

 

母の言い分は、こうです。

 

まずは、どう考えても、悪いでしょう。まずは、謝りなさい。そこからなら、あんたの意見も聞く。

 

ごめんなさい。でもね・・・・。

 

この、＜でもね・・・・＞を聞いてもらえたこと、そして、＜そうか、そういう意見もあるね＞と、きちんと理解してもらえたこと、＜でも、ここは採用、ここはあかん＞と、ちゃんとこちらが納得するまで付き合ってくれたこと。

 

これは、ものすごく幼いころからです。

 

あまりにも、こちらが無茶なことを言ってるときには、＜泥棒にも三分の理、と言ってな、犯罪者でも１００％悪いわけではないけど、今回は、あんたの意見は採用できない＞、と、ばっさりでしたが。

 

この自己発言する場、きちんと聞いてくれる環境を与えてくれたことが、どんなつらいときでも、いっぱい反省して、考え抜いて、でも、最終的には自己肯定できる力になっていると思います。

 

ちなみに、父親は、＜親に口答えするな＞の、一言です。

こういう親にはなりたくないと思ってました。

 

ですので、うちの子どたちは、言いたい放題自分の意見を言ってきますが、私は、ふむふむ、と聞きますが、夫からみると、なんて生意気な子供なんだ、と、映るようです。なんでだろ？

 

親なら、それを論破してこそじゃないのか？