慢性関節リウマチ(当院での対応について)

<関節エコーを用いた関節炎の鑑別診断>という講演会に

お勉強にいってきました。

 

特に、<慢性関節リウマチ>に関しては、当院でもご相談を

受けることが多く、少しでも情報を集めておきたかったからです。

 

私が学生・研修医の頃と比べて、慢性関節リウマチは、薬の開発が

<<劇的>>に進み、いまや、過去のようなひどい関節の変形を伴うことは

なくなってきました。

そして、治療の主軸は、<痛みや関節の変形にいかに対応するか>ではなく、

<病気を薬でいかにコントロールするか>ということに、なりつつあります。

内科でも、治療される先生は増えてきました。

 

といっても、長い歴史の中では、ずっと、整形外科医が担ってきた分野であり

関節の所見がとても大事ですから、私は、整形外科の先生にお願いしたいと思います。

 

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①初診(初めて来院)で、<慢性関節リウマチ>を心配されて来院された場合。

⇒まずは、整形外科を受診してくださるようにお願いします。

当院の上の階(2階)に<かたおか整形外科脳外科リハビリテーションクリニック>

が、ございます。

②かかりつけの患者さまが、<慢性関節リウマチ>の症状があったり、心配される場合。

⇒当院で採血をして、まずは、チェック。(治療中の疾患の経過をみるために採血するときに

同時にチェックさせて頂こうと思っております。だって、採血って、痛いですもんね💦)

その後、結果をもって、整形外科で、骨の状態をみて頂こうと思います。

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朝、起きたときに、なんだか、手の動きが鈍い、ぎくしゃくする、というのは

<朝のこわばり>といって、とても大事な症状です。

心配な方は、できるだけ早くに、受診をお願いします。