高血圧治療最前線の講演会に参加してきました。
いまは、よくこのブログに書きますが、高血圧治療薬は多岐にわたり、医師の医療知識が適切な降圧のためには日々更新されていくことは必須です。
(当たり前のことなんですが、治療方針の進歩が一年前とはがらりと変わるという感じなので、日々、勉強が欠かせません)
今回の講演でしみじみ思ったのは、当院の治療方針は間違ってないなぁーということでした。
これも当たり前といえば、当たり前なんですが、治療をしていくうえで、医師が日和(ひよ)るシーンって、いっぱいあるんです。
例えばですが、お薬を増量する際に、現在服用中のお薬を増量するのは、患者さんはあまり抵抗感を示されませんが、もう一剤増える、というと、抵抗感を示される患者さんは多いです。
でも、降圧剤は、同じ薬を増量するより、他の薬を一剤加える方が、相乗効果がでて、体に優しく、効果が高いのです。
イメージは
A薬(弱)1錠 を服用していた患者さんの降圧が不十分の場合
A薬(強)1錠 を服用して頂くより
A薬(弱)B薬(弱)を服用して頂く方が効果が高いのです。
これを納得して頂くために、A薬・B薬、それぞれの特性をお話して、2剤服用に納得して頂けるように努めています。
その方針は、やっぱりあっていた、と、今回の講演会で再確認できました。
これからも頑張っていこ!と、思いました。