高血圧・糖尿病・痛風・脂質異常症・・・・一般的に生活習慣病といわれ、でも、体質的に高い方も多いのですが、これらの動脈硬化性疾患に、かける思いは、ものすごく深いです。

 

なぜか？

 

それは、大学病院で、もう、動脈硬化での合併症がでてしまって、取り返しのつかなくなった、心筋梗塞・脳梗塞・心不全・透析患者さんを、いやというほど診てきたからです。

 

合併症はでてしまったら、もう、元には戻れません。そして、日常生活の不自由さというのは、みなさんの想像を絶します。しょっちゅうの入退院、日常生活での自立困難、経済的なものすごい負担。なぜ、もっと早く、健診結果を信じて、受診して治療しておかなかったのか・・・。この言葉に返すことばがないんです。豊かで楽しい老後が、一気に暗転します。

 

肥満さえ解消すれば、データはきれいになるはず！と思われる方も多いです。

それ、いつ、達成できますか？ダイエットできる余裕があるのであれば肥満になってないのでは？

そんなことを言っている間に、どんどん、動脈硬化は進行しているのです。

 

まずは、日常に余裕のない方は、内服を開始してください。正論は、生活を整えることです。でも、それができないから、こうなっているんです。できるところから、やりましょうよ。ダイエットができて、データがきれいに＜なりすぎたら＞、薬をやめればいいだけです。

 

本当に、医師として、

＜どうしてこんなことに・・・＞という悲痛な叫びも

ご家族の＜お父さん（お母さん）、死なないで＞という叫びも

聞きたくない。

私、この言葉を聞くたびに、本当に、涙を抑えきれないことが、しょっちゅうでした。

 

 

こんな悲惨な状況を少しでも減らすのに貢献したくて、開業しました。

 

健診結果に、受診を勧めるコメントがあれば、一度は受診をご検討下さい。

できる限り、院内検査で、当日中に現状をお知らせして、治療に前向きになって頂けるように整えております。