心の疲れを自覚するというのは、実は、とても難しいのです。
心は悲鳴をあげていても、本人の中では<もっと頑張れば!><何がいけなくて
こんな苦しい状況になっているんだろう><あぁそればどうだろうか>
<こうしたらいいのかも?>と試行錯誤と葛藤だらけのことがあります。
体力・気力の疲弊は続き、坂道を転がるように、集中力や判断力の
低下を招き、ますます、試行錯誤と葛藤の深みにはまります。
なにかをきっかけに好転して抜け出した後に、<あぁ、あの時、自分は
本当におかしくなっていたんだなぁー>とわかる場合があります。
子育て・仕事・夫婦関係でしんどい思いをしている、身近な人を亡くしたなどのつらい状況、
何気にふっと涙が勝手にこぼれた・・・などということがあれば、下記の5つを考えて
みてください。
1)眠れていますか?
2)食事は喉を通っていますか?
3)なにかしようと前向きな意欲はありますか?
4)不安な気持ちをずっと抱えていませんか?
5)物忘れが多くなっていませんか?
なにかつらいことを抱えていて、上の5つのキーワードで
ひっかかることがあれば、ぜひ、ご相談ください。
当院は純粋な内科なので、当院で治療することはありませんが、
適切な医療機関への橋渡しはできます。
心が暗い深みにはまってしまう前に、壊れてしまう前に、ぜひ、
ご相談くださいね。