IQが高いということ・・・

IQが高いというと、なんだかすごい人、という感じに受け取ることが多いですけど、その能力がでるところは個々だし、鍛錬・性質によって、開花するかどうかも大きいと思います。

 

中学生の時に受けた知能テストで、院長自身、とんでもない高得点?を叩き出して、担任から呼び出されて、あんたがすごい人になれんかったら、それは、どんなけさぼったかということや、頑張れなさい、と、檄を飛ばされたものの、当時の私は、親に反抗するのと、おしゃれすることに忙しく、<なに、言っちゃてんの?>と、気にも留めず、まじめで素直で優等生な兄が、着々と学生生活を全うするなかで、毎週のように、一族の長の親類に呼び出されて、なんで勉強しないんだと延々と詰問と説教をされ、もう、ほんと、暗黒の中1~高1までの4年間を過ごしましたね。

 

知能が高くても、素直で勤勉な人間になんて、かなわないよ、能力より性格の方が、よほど大成するには必要さ、と、しみじみ思います。

 

ただ、まぁ、高2からは、いろいろなきっかけがあり、ほぼ、ビリギャル状態で、成績を復活させたところには、もって生まれた能力がものをいったかもしれません。

 

知能の発揮する先として実感しているのは、なぜか、食材をみると、あれとあれを組みあわせて、こうすれば美味しくなる、うん、いい感じ、と、献立を組み立てるのが楽しく、まったく苦痛感がないので、IQの高い集団の人の中に、カレーのスパイスを組み合わせる能力をもっている人がいるというのを聞いて、あぁ、そういうことか、と、なんだか、初めて、知能の発揮先をみつけた気がしました。

 

世の中、大事なのは、地道な努力と、運、です。

 

「人事(じんじ)を尽くして天命(てんめい)を待つ」という言葉の意味は、力の限りを尽くしてやり遂げた後は、運を天に任せるという意味です。物事の成り行きは、人智を越えたところにあり、思い通りにならなくても後悔はしないという覚悟を示したものです。

 

わたしも、本当に、そう思います。