当院で、<これはかかりつけ医の加療範疇を超えている>
<さらなる精査をした方が絶対にいい>と思う患者さんは
近隣の病院への紹介を行っていますが、私は<近くだから
○○病院にしましょう>ということは、あまりしていません。
以前、大きな病院の先生とお話しながら<僕は、この疾患に
かけては、だれよりも熱意をもってやっているんですよ。
高飛車と思われるかもしれませんが、この疾患で僕を受診した
患者さんは本当幸せだと思います。>
これ、すごいわかるんです。私も、こういう先生にかかりたい。
もちろん、患者さんも、大部分の方はそうだと思います。
ですから、この疾患なら、この病院の〇〇先生。
この疾患なら、〇〇病院の△△科の先生方なら間違いない。
という風に、これまでの勉強会での講演や、親睦会での面会
などを経て、自分なりのこだわりをもっています。
先日、会社健診でこられた患者さんは、
1)軽度糖尿病
2)脂質代謝異常(高脂血症)からくる血管異常
3)胃の具合は悪い、便秘もある
4)お咳が止まらない
という症状で来られたのですが、まだまだ、働き世代でこれからの
長い人生を思うと、ぜひ、私が一番いいと思う先生のところで精査を
受けてほしい、と、お願いして、すべて違う病院になってしまいました。
もちろん、家庭や勤務状況で、1か所の病院で、すべて診て頂くことも
あります。でも、それは、それで、紹介先の先生と密に連携をはかり、
疑問点があれば、積極的に質問させて頂いて、患者さんの健やかな日々を
支える拠点でありたいおもっています。
クリニックでできること、病院でできること。
それぞれの役割分担をしっかりと考えながら、患者さんの健やかな日々を
お手伝いさせて頂きます。