高血圧の勉強会に参加してきました<医療における患者さんの実態>

今月初旬に、高血圧症の勉強会に参加してきました。

<~高血圧治療のための新たな戦略~>

 

高血圧の方の医療における実態とは?

 

未治療(高血圧の認識なし) 35%

未治療(高血圧の認識あり) 11%

治療(コントロール不良)  29%

治療(コントロール良好)  27%

 

私自身、この、治療してのコントロール良好の患者さんがすごく少ないのは知っていたのですが(私の認識では、20%台前半のイメージでした)、今回、治療しているのにコントロール不良な患者さんに特徴があることがわかって、衝撃を受けました。

 

糖尿病と慢性腎不全患者さんです。

また、糖尿病かい!

 

慢性腎不全と高齢者は、一度取り込んだ食塩(Na)を体外にだすのが苦手なので、コントロール不良なのは知っていたのですが、糖尿病と肥満の方は、食塩(Na)の取り込み能力が上昇しているので、血圧があがってしまうのだそうです。だから、お薬で抑えても、どんどん食塩が入ってきてしまうので、コントロールがむつかしい、ということでした。

 

糖尿病、ほんと、怖いです。

☆血中のインシュリンが多いから、血管のコレステロールの塊を、どんどん大きくしてしまったり

☆食塩(Na)をどんどん取り込んじゃうから、血圧が下がらなかったり

血糖値が高いからくる病態だけじゃないんですよね、他の病気への影響も大きい!

 

現在は、糖尿病のない院長ですが、肥満を継続していると、発症するかも!

本気でダイエットを考えないとだめですね。