雨降って、地固まる

タイトルと少し離れたような話から始めますが、<うつ>状態のときは、実は、<うつ>真っ只中にいることに、本人は気付けません。

 

え?気分が晴れなくて、毎日が楽しくなくて・・・わかるでしょ?と思うかもしれないけど、本当に、わからないのです。わかるときは、それは、<本当のうつ>状態ではないのです。

 

とりあえず、<やらねばならない>という切羽詰まった状況の中で、追い詰められて、追い詰められて、もう、うまくいかない、なにがなんだかわからない、でも、<やらねばならない>なかで、どんどん、<うつ>に向かって一直線になっていくのです。

 

でも、そんな無茶が続くわけもなく、あるとき、心や体が破綻するか、自ら動かなくても、上司が変わったり、部署が変わったり、子供を取り巻く環境が変わったり(進学などで)、ふっと解放される時があり、その時に、<あぁ、自分は、あんなにもしんどかったんだな、おかしくなっていたな>と、気付けて、<あぁ、これが、うつってやつだったのか>と、過去形で気付けるときがあります。

 

そうやって、いくつもの失敗や、しんどさを乗り越えた先に(何十年もかけて)現れてくる人生の集大成、そして、それを邁進していくときに、<雨降って、地固まる>、固まった大地をしっかり生きていこうと、思えるといいな、と、思います。

 

人の人生なんて、本当に、何十年なんて、あっという間、そして、いつか終わります。その与えられた時間を、いかに生き抜くか・・・自分の人生って、振り返ったときに自分に恥ずかしくないように・・・頑張りたいと思います。

 

親に、小さいころ、<虎は死んで皮を残す、人は死んで名を遺す>、と、言われましたが、そこまでえらくはなれそうもありません。(苦笑)。が、ま、ぼちぼちで・・・(笑)・・・頑張っていきます。

 

ふっと、ゴールデンウィーク、まとまったお休みで、ほっとして、ゆっくりと考える時間ができたら、こんなことを考えていました。