今日は、糖尿病の勉強会に参加してきました。
糖尿病の方にはわかりやすいと思いますが、血糖値のコントロールの
お話をするときに、HbA1C(ヘモグロビン エー ワン シー)という
血液検査の結果を指標にすることが多いのですが、内服治療の限界を
感じる値は、どうですか?と、医者に聞いたアンケート結果がありました。
1)医者本人(自分) 7台
2)患者さん 8台
3)実際 9台
で、インシュリンや、他の注射製剤の導入を考えるということでした。
現場にいる私からすると、すごくわかります。
8台になれば、注射製剤を考えねばと思いつつ、患者さんの注射製剤への
抵抗度合いと、深刻さへの落ち込み度合いをみるとついつい、もう少し・・・と
思ってしまいますからね。そうして、9台になってしまうのです。
でも、インシュリンや、他の注射製剤の導入が遅れれば遅れるほど
効果の発現が鈍くなり、最終HbA1Cの値が高値安定になってしまいます。
HbA1Cの値が、内服加療で、7台、8台を切ってこない方には、一度
糖尿病専門科への受診をお勧めしようと、心に決めてかえってきました。
一時的には可哀そうだし、私もつらいですが、長い目でみれば、そういう提案
機会を患者さんに与えるのも、自分の大事な仕事と思いました。♡