生まれてきてくれてありがとう、なんて、すぐには言えない

生まれてきてくれてありがとう

本当に子供がかわいい

 

なーんて、出産後のしんどさ、育児のむつかしさ、日々の忙しさ・・・・・・のあまりの苦行ぶりに、そうそう、言えるもんじゃありません。

 

待望の子供だったのに、そう思えない自分に問題があるのかも、どうしてそう思えないのか・・・・

 

そんなこと、全然、自分を責める必要ないです。

 

そうやって思い悩むほど、子供のことを、真剣に考えている証拠なんですよ、と、やっと、生まれてきてくれてありがとう、子供がめっちゃ可愛い、と思えるようになった私が、断言します。

 

同級生女医たちと話していて、

 

もんもんと、子供の行く末を案じ、なんで子供をもっちゃったんだろう、子供がかわいいと思えない、心配でたまらない、毎日しんどい、という言葉を、たくさんたくさん、聞きます。

 

おそらく、経済的に大きな問題がない人たちでも、こんなに思い悩むのに、ここに、自身の健康、経済的なこと、家庭の問題がのってきたら、どんなに育児はつらいでしょう。

 

でも、子供は育っていきます。長い時間をかけて、通り過ぎたのちにでてくる光ってあります。

そして、いつか、通り抜けた先に、かわいい、生んでよかった、あの大変さはこの日のためにあったのか、と、思えるのです。

 

私の人生の約半分を、この苦行に費やしてしまいましたが、通りすぎれば、あっという間でした。

母が、私と関わった、私からみたらとてつもなく大変で長かった42年の日々を、<全然、長くなかったわよ>と言ってくれた意味が、今、わかります。

 

苦しくつらい日々は、いつか、輝く未来のために。

ありきたりな言葉ですが、信じてください。