永遠のテーマ?<所得制限のあるサービス>

芸能人の方の投稿で

 

なんで一生懸命働いて、所得を得たら、所得を得てない人の受けれている優遇を、受けれなくなるの、やってられん。

 

といった趣旨の投稿がありましたね。

 

これね、もちろん、わかるんですよ。医者は、働けばそれなり稼げてしまうので、<所得制限>のあるサービスなんて、全然、受けれません。

 

自分のほとんど命を削っている医療現場の過酷な労働で得た収入も、累進課税で、頑張れば頑張るほど、税金が増えて、頑張ったことに見合った収入にもなっていきません。

 

その収入を得るために、今時、医者になろうと思えば、幼稚園の頃から、過酷な受験勉強地獄を、延々、18歳~医学部合格までやり続けてきた、なんてことも、全然、珍しくありません。過酷な努力の結果でもあるわけです。

 

でもね、難民や、貧困国の子供たちが、<学びたい>と、よく言っていますよね。あれをみるたび、日本でも、学ぶ機会があれば学びたい、稼げる技能やチャンスがあれば頑張れるのに、と、実は、歯がゆい思いをしている人も当然いて、<自分はチャンスに恵まれたんだから、自分の税金や、優遇を受けない(受けれない)ことが、なかなかチャンスに恵まれない人の助けになっている>と、思うに、私は至りました。

 

あと、海外であったことなんですが、裕福な人たちが、自分たちが住む地域だけ、塀で囲って、裕福な人たちに見合ったライフライン整備、治安維持に努めたことがあるんですね。なにが起こったかという、その周囲の治安が一気に悪化して、これまで以上に危ない状況になったのだとか。それを知って、恵まれていることを、自分たちだけが享受するということは、よくないなぁー、とも思いました。

 

自分が恵まれたら、すべきことは

1)地域への貢献(雇用の創出など)

2)高い使命感にのっとった就業姿勢・人の見本となること

3)税金を納めること

4)身近な人から、困っていたら手助けをすること

です。

 

ただ、この恩恵を受ける方々には、ただ、それを当然の権利として受け取るのではなく、感謝の気持ちを忘れず、その恩恵を最大限活かすという努力も求められます。

 

政府も、優遇を受けれた人の、感謝の思いや、それを有効活用して下さったことを、もっと、アピールしたらいいんですよね。

人は、<意義のあること>への奉仕の気持ち、<感謝されること>への活力は高いです。

 

この、投稿された芸能人の方が、<ぜひ、そうしてあげてください、お役にたててよかった。>と思えるような情報提供が必要と思います。

不満の根本は、まさに、<有意義にそのサービスが使われているのか?>への不信感ではないでしょうか。