家族の思い出は、くだらなくていい

子供が小さい頃は

 

うちはアウトドアに連れて行っていない

テーマパークにも行ってない

 

あれもこれも、思い出つくりができてない

 

 

このままでは家族としてどうなのか、そんなことばかり考えていました。

 

せっかく、観光旅行にでもと、子供を連れだしても、さっさとしなさい、なんで観光名所に興味を示さないのかとか、なんで歴史を学ぼうとしようとしないの、とか、叱ってばかり。全然、親子とも、楽しくない。

 

ある程度大きくなって、家族旅行に、それでもなんとか思い出つくりに連れ出しても、子供は座って携帯三昧。

 

どうすれば、この子たちに、家族の思い出を残せるのか、そんなことばかり思っていました。

 

今、落ち着いて考えてみると、家族の思い出なんか、なんということないところに、いっぱいあるじゃん、と、苦笑いです。

 

別に、楽しい思い出が大事なのではなく、家族として過ごした軌跡こそが大事なのだと思う、今日この頃です。

 

おうちで肉バル、おうちで松茸ご飯、全然楽しくない家族旅行、子供を思うがゆえに余裕なく怒ってばかりの親。

 

すごい家族の思い出ですよね?子供たちが大きくなった時に、こんなくだらないことを思い出して、うちの親もなんか必死だったな、空回りだったけど、と、思い出してくれると思うだけで、ただ、家族で日々を乗り切るということが、とても大事なんだな、と、思います。

 

もっと、親として、どっしりとした思いで、<他は他、うちはうち>と思えない小心ぶりが、自分を追い詰めていたのかな?

 

家族の思い出なんか、くだらなくていい。どんな些細なことでも、家族として過ごしたすべてが、家族の思い出です。周りと比べて、あれこれ思うより、我が家はこう!、その心意気こそが、親として、一番大事なものではないでしょうか。(なかなか、渦中にいると、そうは思えませんけどね)