地域に密着した訪問診療・・・尊いその仕事

みなさんは、まだまだ、ご縁がないかもしれませんが、訪問診療をしてくれる医療機関、尊いです。

 

先日、友人2人と話していて、1人は2代目、1人は3代目、と、地域に密着した医療機関を担って外来診療・訪問診療をしているんですが

 

<難病を引き受けてくれる医療機関がない>と、医療機関・福祉関係から、どうしても先生のところでお願いしたいと、頼まれる、とのこと。

 

そういわれたら、最後の最後の医療機関として、引き受けざるを得ない、と、頑張っているということでした。

 

1人の難病患者さんのところで、数時間手をとられることもあり、本当に大変だけど、うちがやらないと、その人はおうちにいれないし、命をつなぐことができない。とのこと。

 

その時は、すごいね、すごいなー、と、割と単純に思っただけだったんですが

 

年末に、かかりつけ患者さんが、<今後、必ず弱っていく、訪問診療が必要になること必須の難病の可能性を指摘された>と、涙ながらに来院され、ご家族も、今後を考えていろんな申請をしたいんだけど、いっても紙切れを渡されるだけでどうしたらいいのかもわからないし・・と、困惑されていて・・・・

 

パッと、ここなら、おそらく、必要な申請もサポートしてくれる・訪問診療が必要になっても引き受けてくれる、もしも、無理でも引き受けてくれるところにきちんとつないでくれるという医療機関が浮かんだので、そこに、転院を勧めました。

 

ご本人とご家族に、少しでも安堵、心強い思いをして頂けたのではないかと思いますし、友人2人のやっていることの尊さを、こころから実感しました。ほんと、あなたたちのやっていること、どれだけ、医療者、患者さん、患者さん家族を勇気づけているか!友人として、誇らしい!

 

私は、私の道を進んで、友人たちとは違う思いで開業していますが、医療者は、本当に、強い思いで仕事に携わってます。少しでいいので、感謝やいたわりのきもちをもって頂けると、うれしいです。