叱られる勇気

前にも、何度か書いたことがあるのですが、親が教えてくれた大事なことに<叱られる勇気と、2次的な失敗をしない配慮>というものがあります。

 

わかりやすいものでは、遅刻です。

 

寝坊した、これは、遅刻だ!と、なったときに、親が教えてくれたのは、<遅刻したことで、叱られることは、仕方がない。自分の失敗だから。でも、これ以上の遅刻にならない最善はなにかを考えよう>ということでした。

 

例えばですが、少しでも遅刻時間を減らそうと、赤信号で突っ走る、階段を駆け下りて人にぶつかる、そんなことで事故を起こしたら、より、遅刻の幅が増える。だからこそ、遅刻と覚悟した時間最低限でいけるように、無茶をせずに、動揺せずに、行動しろ、ということでした。

 

あとは、医療に関してでした。

 

医療の現場によって、<あー、これは失敗した。>と思うこともあるし、<失敗じゃなくても、うまく思ったように治療が進まないこと>がある。そうすると、医者も、だんだんと、気が重くなって、その患者を避けるようになるけれども、そんなことをしちゃだめだ。より、自分が、足が向かない患者さんにこそ、誠意をもって、足を運び、より、真摯に向き合う気持ちをもて、というものでした。

 

本当に、これらの教えで、自分の身を守れたこと、評価して頂けたことが、数しれません。親の教えというものは、本当に、子を想う気持ちからのものですね。