休診日・休日は、医療講演会へ!

コロナが落ち着き、休診日・休日は、医療講演会に参加していることが多いです。WEBだけじゃなく、現地開催の講演会も増えてきました。

 

最新の知識をもっていたい、というのもありますが、患者さんに自信をもって、そして、揺ぎ無く、内科的コントロールを守っていただくところまで導くというのは、医者としての気合を、常に問われているような状態だからです。

 

ですから、きちんとコントロールできていないと、どんな不都合が患者さんにおこるのか、それを起こさないために、患者さんに理解と納得してもらうためには、どのように導けばよいのか、など、常に学び続ける、そして、自分を鼓舞し続けることが大事だからです。

 

医師側の医療的惰性(クリニカル イナーシア)は、医者にとっては、そちらの方が楽です。だから、問題になるのです。

 

あ、お薬きらいなんですね、じゃ、この辺まで血圧(血糖値、コレステロールなど)下がればいいですかね?お薬は、このくらいにしておきましょうか。

→結果、脳出血、心筋梗塞などが起こっても、医者はきちんとくすりの必要性は説明している、飲まなかったのは、あなたですよね?

で、済みますから。そこに、とことんまで説得しなかった医師に責任は生じません。

 

むしろ、きっちりともっと薬を飲まないとだめですよ、このままでは脳出血が起こりますよ、などと説明するほうが手間もかかりますし、気合もいりますし、患者さんに嫌われる可能性も高いです。

 

動脈硬化性疾患は、合併症は、知らない間に進行し、症状がでてしまえば、長い間の蓄積ですから、軽快することもなく、そのまま不自由な生活・高額な医療費負担を背負うことになります。

そうなってからでは遅いんです。

 

医師に勧められば、基本的に受け入れる方向、それが、健やかな未来につながると思います。

医師は、人生かけて、医療の勉強しているわけですから。