人は生きてきたようにしか死ねない

人は生きてきたように死んでいく・・・。

人は生きてきたようにしか死ねない・・・。

 

たくさんの看取りや、介護現場を見てきた身としては、実感として、本当に、そう思っていました。

というか、実体験から、しみじみ、そう思っていました。

 

しかし、これって、宗教や、哲学で、普段から言われている言葉だと知った時に、<やっぱりな>と思いましたよ。

 

介護や看病が必要となった身になったときに、手厚い愛情を受けれるかどうかは、持っている<お金>ではありません。それまでの生き方、情愛・献身・誠実・・・・といった、人としてどのように生きてきたか、に、よります。

 

前回にも書きましたが、自己保身・自己承認要求・自己欲求を満たす、最たるものが不倫であり、もちろん、不誠実であることは言うまでもなく、そんなことをしている人は、おそらく、いろんな面において、そんな生き方をしている可能性があり、死に際に際して、自分のみじめさを思い知ることになりますよ。

 

いや、これ、本当なんですよ。すごいお金持ちでも、まったく、家族が寄りつかない患者さん、介護施設入所者の方とかがおられるし、一方、すべての費用が娘さん、息子さん負担なのに、足繫く家族が通ってくる方もおられます。

 

得を積む、ということは、本当に、情けは人のためならず、そのままです。