時折、エッグマフィンが食べたくなって、朝マック、なども利用しますが、マクドに行くたびに、思い出す、<親不孝の思い出>があります。
マクドナルドに私が出会ったのは、小学校6年生の時でしたが、当時は、高かったんですよ、マクド。
プラスチックの仰々しい箱入り、エッグマフィン・フィレオフィッシュ、だったんです。
当時で、1つ200円超え。
一番シンプルなハンガーがーでも、180円だった気がします。
小学生のお小遣いで食べれる代物ではなかったですね。
で、たまたま、母と出かけた先で、友人との間で噂になっているマクドへ連れていってもらってフィレオフィッシュを買ってもらったんですが、母、悲鳴です。
<こんな栄養価のないもので!><こんなに高い>
当時、母の思うバーガーというものは、丸いフランスパンのバンズを真ん中で横向けに切って、それに、お手製のハンバーグ、レタスなどの野菜をはさみ、ラップで包んで、両端をリボンで結ぶという・・・・・おしゃれで、子供の健康も考えて、しかも、ハンバーグの次の日に、いかに残りハンバーグ―(故意に多く作っておくのですが)を使うか、という経済効率も考えたものでした。
本当に、母が初めてみたマクドは、ありえない世界。
まさに、上記の言葉は、これを美味しいという娘に対する絶望、ともいえるものでした。
でも、おいしいだもん。食べてみたい憧れのものだったんだもん。
でも、普段から、お料理には非常にこだわりをもっていた母からすると、ほんと、なんともいえないものがあったんでしょうね。まさに、親の心、子知らず。
しかしながら、海外サイトで、高齢の親にマクドを食べさせると、<なんて美味しいものなんだ!>と、感動することがあるのだとか。
母も、栄養価うんぬんではなく、<マクドという世界>を楽しむ気でいてくれれば、もっと、違う言葉が飛び出したのかもしれませんね。
その時のマクドのお店は、いまだ、のこっています。めったにいかないところなので、あまりそのお店自体に行くことはないですが。