自院の看護師さんの優しさにふれて、すごく反省した出来事がありました。
医者って、データが大事で、ほんとだめだなぁーって、ちょっと、落ち込みました。
高血圧症の患者さんで、受診時、珍しく、血圧が高い。あれ?ぼちぼち、寒くなってきたから?でも、まだ、十分暑いのに、と思っていたら、患者さんから、こんな話がありました。
<先生、今日、血圧が高いのは、外の自転車置き場で、いきなり、自転車数台をがしゃーんって倒した方がいて、私の自転車も倒れて、それを、一緒に直していたからなの・・・>
<あ、そういうことがあったんですね。だったら、今、血圧が高いの、納得です。お薬はこのままで大丈夫と思います>
という話で診察は終わったのですが、診察室からでるところで、看護師さんが患者さんを誘導しながら、<自転車大変でしたねー、どこか痛んだり、けがとしか、していませんか?>って、話かけていました。
あ、確かに、そこ、聞くところでしょう!
大変だったことへの労わり、そして、何台も自転車を立ち上げていたら、小さなけがや、お年から考えても結構な負担になっていたかもしれない。
そこに、まったく気がまわらず、血圧の高い理由がわかって、ほっとしている私。
あかんでしょう~、そして、看護師さん、ナイスフォロー。
病気のことだけじゃない身近感や、いたわり、やさしさ。
看護師さんから、学びました。
看護師さんの、何気ないやさしさから学ぶこと、いっぱいあります。
ほんと、白衣の天使、実感。