癌を0期でみつけようと思うと、かかりつけ医によって、正直、差はでます。
それは、でも、かかりつけ医だけのせいではないのです。
1)国から<健診>は、保険適応外 と言われている
保険適応では、症状などがないのに検査をする、<健診>目的の検査は認められていません。
患者さんから、<こんな症状があります>という訴えがあってこそ、<では、癌を疑って検査しましょう>という流れになります。
患者さんご自身が、検査になることを恐れず、費用がかかることを恐れず、敏感に体調を察知して、かかりつけ医に訴えてくれてこそ、0期発見につながります。
2)かかりつけ医には、それぞれ独自の考えがある
かかりつけ医は、それぞれが、独自の考えをもって日常診療を行っています。
できる限り、患者さんの経済負担の軽減を考える先生もいれば、経済負担よりも積極的精査加療を考える先生もいます。
できる限り全身をひとつのクリニックで診ようと思う先生もいれば、専門分野に特化しての診療を考える先生もいます。
この先生は、あまり、癌のお話をしないなぁーと思うことがあれば、ご自身から、日常的に癌の早期発見のためにはどんな検査を受けたらいいか、または、受けたいというお話をしてみてください。
結局は、早期発見はかかりつけ医任せではなく、ご自身の念頭に、<血液検査が全部きれいでも、癌はあり得る>
ということをおいて、日々を過ごして頂くことが大事かと思います。