★2度目のインフルエンザ検査の必要性★

発熱や、関節痛・悪寒を伴うお風邪症状で、インフルエンザを疑って受診、<インフルエンザ検査は陰性でした>という診断で、一般的なお風邪薬と解熱剤の処方ということがあります。(珍しくありません)

 

普通のお風邪なら、ほとんどの場合、①安静②保温③水分(をしっかりと、食べれる範囲の食べ物)で治るはずなんです。

 

そこに、お風邪を少しおしても、育児や仕事のある方が受診して、医療機関処方の風邪薬を内服してもらえば、普通のお風邪なら、かなり速やかに軽快します。

 

それでも、お風邪症状がぐずぐず長引く、発熱・悪寒・関節痛がひかない。それ、<インフルエンザ>の可能性が高いです。たまたま、初回検査で、陰性になってしまっただけのことがあります。

 

もう一度、インフルエンザ検査にトライしてみましょう。他院で<インフル陰性なのに>治らない、当院で<1回目の検査で陰性だったけど>治らない、という方は、<たまたま、1回目が陰性だったのでは?>と考え直してみることが必要です。当院でも、<たまたま今回陰性だっただけの可能性がありますから、内服で軽快傾向がない場合は、再度、インフルエンザの検査を受けて下さい>と、案内しています。

 

実際に、2回目で、<ばっちり>陽性の方がおられます。他院から来られた方は、不安としんどさを抱えておられ、診断がついて安堵されて涙を流され、私も、自分の<1回目陰性の>患者さんにこんな思いをさせているかもしれないと思うと、つらかったです。でも、もともとの先生の処方は、何も問題がなく、当院から<インフルエンザ治療薬>のみ追加させてもらいました。

 

インフルエンザ、猛威をふるっています。お風邪症状のある方は、積極的に検査を受けるこころがけをお願いします。