受験の思い出といえば、やはり、人生最大の関門だった、<医学部受験>だと思います。
ここを突破するかしないかで、医者になれるかなれないか、が、はっきりと分かれ道だからです。
私の兄は優秀で、母方の祖父母にとっては初孫ということもあり、共通一次(今でいう共通テスト)を受けた後から、大盛り上がり、その点数だったらここの大学も受けれるぞ、こんな大学はどうだ、こっちの大学はどうだ、と、もう、キャッキャッ!と一族がはしゃいだ末の本命合格という感じでした。合格まで含めて、もう、すべてが、華やかでしたね。
一方、私はというと、本当に遅咲きで、高1の終わりまでは、いったい、この子は、この先どうするんだというほどの成績のひどさで、兄弟ではたった一人の女の子でしたし、<女の子ステージママ>の母なんかは、ほとんど発狂ものの厳しさと心配度合いで、もう、大変でしたねー。高2からは、さすがに、方向性を定めて、勉強を始めたわけですが、ここまでさぼりまくっていた分、やり始めると成績爆上げ、これがまた、<この子はやればできる子>と、親に妙な期待をさせてしまい、これも、また、大変でした。一浪したら、もっと上の大学にいけるはず、と、現役では受かりそうな学校は受けさせてもらえず(苦笑)、ま、一浪して、無事、親が願ったレベルには到達したわけですが、兄とは違う感じでの盛り上がりでした。
弟はという、こんな兄と、こんな姉の下で、親の目が行き届かず(笑)、自由にのびのび生きてました。(^^♪。なんか、親の手もかかってないのに、すくすく育って、本当に、このこが一番優秀で、親孝行かも、ですね。
大学なんて、受かってしまえば、それだけのことなんですが、そこまでいく道のりは、本当に、当事者にしかわからない、暗闇、苦しさ、迷い、焦り、絶望が、あります。それがまた、大人になった時に、生きる糧になるのですが、そんなことは、大人になってわかること。
受験生、頑張れ。
受験生予備軍、頑張れ。
みんなに、光と、幸あれ!