メンタル不調は自衛が大事

研修医自殺に関して訴えが起こっているニュースをみながら、またか、と、思ってます。

 

私の出身大学は

関西医科大学研修医過労死事件 ☜クリック

を起こしていて、大きく研修医の勤務状況改善に国を動かした大きな事件であり

 

でも、確かに、過去、研修医期間と言われた就職後2年間は改善されたけど、

3年目から、過去の研修医生活が始まるという、単に、始めるのが2年遅れただけ、というのが、現実だと思ってます。

 

その地獄の研修医生活が始まったところで、どんどん追い詰められ、自殺、というのが、今回の事件なんでしょうね・・・。(私見)。

 

でも、確かに、この関西医科大学過労死事件にしても、今回の事件にしても、明らかに、研修医が不調なことは周りも本人も認識しているわけで

 

でも、もう、本人は、冷静な<受診しなくては><休職しなくては>と、判断できるような生活・精神状態ではなく、結局、死に直結してしまう事態となってしまっているんですね。

 

関西医科大学過労死事件での死亡が平成10年。私が、関西医科大学附属病院で研修をしていたのは、平成7年、8年でほぼ同時期なので、この、受診できない、休職できないの気持ちは、痛いほどわかるんですが

 

でも、裁判になると、本人が自分の健康管理を怠った、と、言われてしまって、本当に、切ない気持ち、そら、そうですけど、それができない状況を理解してください、と、言いたくなってしまいますね。心情としては。

 

つまりは、体調不良、メンタル不調は、深みにはまる前の、自衛、こそが、大事なんです。

 

 

周りが、職場が・・・・だから受診できない、休めない、という前に、<自分>を守る。

自分を守ってこその、周りであり、職場である、という認識をもって、研修生活に入る!

 

今年、医学部、歯学部に入学した子供たちに、そんな生活に入る前に、教えておきたいと思います。