コウノドリ(漫画)を読んで

 

今更ながら、コウノドリ(漫画)を読みました。

 

医師の私が読んでいても、よくできているなぁーと、リアル感、ありました。

 

人がいっぱい死にますが、そうです、実際に、<え??????>と思うほど、人は思いがけず、あっという間に死にます。

 

そして、それは、ちゃんとした明らかな原因がわからなかったり、防ぎようがなかったり、たまたま、なんらかのきっかけで、そうなった、という、家族にしたら納得がいかないけど、医療的にどうしようもない、ことがあるんです。

 

私だって、いまだ、実母の死を、実際には納得していません。

ずっと、高血圧で、ちゃんと通っていたのに、なぜ、末期癌になるまで、かかりつけ医は、みつけれなかったのか。

 

ただ、母自身が長生きを望んでおらず、生きている限りは元気に生きたいけど、癌を積極的にみつけて治療してまでは長生きしたくない、という考えの持ち主だったので、検査の提案がなければ、自ら、癌のチェックはしなかったと思います。

そんなわけで、子供たちがみな結婚し、子供をもった時点から、いくら言っても、人間ドックには行きませんでした。

ですので、かかりつけ医だけの責任ではないのですが、一年に一度、腹部エコーをしてくれていたら、腫瘍マーカーを時にはとってくれていれば・・・と、やはり思ってしまいます。

 

医療と死と納得。

なかなか、3立は、難しいところもありますが、医療関係者は、日々、頑張っています。