いま、自費診療でよく目にみかける、GLP-1ダイエット。

 

薬の作用機序、日常診療に使う場面を思うと、＜うー・・・・・む＞と、こう、釈然としない思いを抱えてしまいます。

 

GLP-1製剤が、注射剤から、ついに、経口剤発売となったため、院内勉強会をしてもらいました。

作用機序などを聞きながら、思わず、何度も、なんでこれでダイエット？と、説明してくれる製薬会社の人に聞いてしまいました。

 

理由は、私もわかっているんです。薬効というよりは、むしろ、食欲低下、胃腸の不快感が出現することが多いので、そこを、狙っているんですね。

 

＜先生、でも、これ、食欲レベル１０の人の食欲が、食欲レベル７まで落ちるんですよ。やはり、ダイエットの基本は、食欲を抑えることなんですよ＞と、製薬会社の人の弁。（決して、製薬会社の人は、ダイエット薬として、推奨しているわけではありません）

 

BMI２５を超える肥満の人のダイエットの基本は、食欲減退。食欲を抑えること。

これ、絶対、なんですね。

 

そっか・・・・・ぁ・・・と、わが身を振り返り、なんか、しょげ気味の、院長でした。

食べるの大好き。