★自分で自分がわかる年齢★

若い頃には(この言い方が年寄りくさいけど)単なる<好き>だったもの・<苦手>だったものが、その時、その時の感覚だと思っていても

 

私の年になると、ピカーンと焦点があって

 

あー、やっぱり、心の底から好きだったんだ、苦手だったんだ、とわかることがあります。

 

例えば飛行機。若い頃は、長時間足が伸ばせないな、が、しんどいと思っていましたが、この年になると、そうではなくて、<閉所にずっと居ること>がなによりつらかったとわかるようになりました。

だって、今、飛行機に乗ると思うと、息苦しくなって、動悸して、ちょっと精神安定剤のんどこうかな、とか、思いますから。

 

一方、好き、という意味では、バブル世代の私は、当時、洋食器を集める、というのがすごくはやって、親に海外旅行に連れていってもらった機会に、少しずつ買いためてきた洋食器があるんですが、当時は、若い子用の柄だから、好きだけど長く使えないかもと思って避けていたウエッジウッド。

今みても、もう、可愛くて可愛くて大好きで、やっぱり欲しい!私、本当に、これが好きだったんだ!とわかりました。で、近々、1客だけ、自分用に買ってみようかなとか、思っています。

 

あと、これは最近わかったことなんですが、私は、<ブランド>というよりは、細工の凝っているもの、というものが好きなこともわかりました。カットワーク、刺繍、独特の色合い、オーダーで作るもの。これは、おそらく、母の影響で、子供のころから、母の手仕事の、私だけのお品、というものにあふれて暮らしていました。だから、独特の物、というものに惹かれます。

 

よく雑誌に、好きなものに囲まれて暮らしたい、という記事がありますが、まだまだ、そんな風なところまではいけませんが、好き・嫌いをはっきり自覚して、いずれ、そういう暮らしを、と、思います。