★早期がん発見は★奇跡の連続★

 

おそらく手術で完治できる早期がん発見の連絡を紹介先の病院から頂くたびに、よかったな、と、思うと同時に、こんなもん、本当に<運><奇跡の連続>だな、と、思ってしまうのです。

 

健診結果に、うっすらと書いてある、精密検査を受けたらどうですか、的な文面。

(癌の可能性があるから要精査と書いてあるわけではない。)

(所見にも、癌の疑いがあると書いてあるわけではない。)

 

→受診者本人、もしくは、それを見たかかりつけ医が、精密検査の必要性を感じなければスルーされちゃう

 

とりあえず、精密検査にいったとしても、うーん、どうかなぁー、癌とはいいきれないけどな・・・数か月に再検査したらどうですか?と早期なら言われてしまうことは多々ある。

 

→受診者本人も、かかりつけ医も、数か月後に再検査、予約取り直しなんて、(ちょっと安心しちゃって)忘れちゃう。でも、検査機関が、半年後予約をしておいてくれるところなんて、まず、ない。

 

つまりは、小さな、<なんか癌の感じもあるけど、そうじゃない可能性もある>というヒントに、本人が、関わった医療関係者が、必死に食らいついて、本当に癌じゃないの?癌じゃないの?本当に大丈夫なの?という意識でいないと、早期がん発見は難しい。

 

これは、別に、私だから発見に貢献できたというのではなくて、結果を頂くたびに、<よくぞ、ここまで患者さんに検査を勧めたね、勧めてよかったよ、ほんと>という感じで、<患者さんも、半信半疑の中、よくぞ理解して、時間もお金もかかるのにちゃんと検査にいってくださったよ、ほんと><この程度の精査を受けてもらうの?と、思いつつも、丁寧に診て下さった紹介先の先生、有難うございます。>と思う。

 

患者さんには  →健診を受診する気持ち、健診結果を真摯に受けとめる気持ち、医師の指導を信じる気持ち

かかりつけ医には →かかりつけ医が診ている疾患だけではなく全身的に問題がないか気遣う気持ち

精査を受け持った医療機関には →本当のところ、癌の可能性がどの程度あるのかわかりやすく伝える気持ち、例え、小さな変化であっても、癌をみつけるつもりで診て下さる気持ち

 

これが、すべて嚙み合わないと、早期発見には至らない。