★奨学金の限界★格差をすごく感じる日々

実は、ネットにでていた、

 

女子医大生が学費を稼ぐために、夜のお仕事をする

 

というのをみて、は?と、思ったのです。

 

奨学金って、すべての学費を貸してくれるわけじゃないんですよね。

それに、生活費は、自分で賄わないといけない家庭の状況だったら。

今の医学部は、低学年から、とんでもない膨大な量の勉強量で、例えバイト料のいい教育系のバイトをしていたって、奨学金で賄えない学費と生活費を稼ごうと思えば、体を壊してしまいそうです。

 

医学部に、奨学金を利用して進学を考えても、生活を支えてくれる、奨学金で賄えない学費を支えてくれる程度の家庭力はないと、進学できない学生はいるでしょうね。

 

これって、医学部だけに寄らず、大学進学を考えたときに、同じ悩みを抱える人がいっぱいいるんじゃないかな。

 

生活・学費を心配せず、頑張る気があれば進学できる環境、というのを整えないと、貧困➡努力だけではどうにもならない未来、に、なってしまうのでは?

 

すごく前に、母が新聞をみて、泣いていたのを思い出しました。

防衛医大の受験失敗を苦に自殺した学生さんの記事でした。

家庭の状況から、生活・学費の心配がなく進学できる医学部は防衛医大しかない。

どうしても、防衛医大に進学したい。おそらく、血のにじむ努力をされてきたと思います。

こんな学生さんが・・・・支援される環境にないなんて・・・なんで死なないとだめなの、と、泣いていました。

 

あの頃から、なにも変わっていない。

家庭の環境に負けずに学ぶことに意欲を燃やす学生さんが、報われるだけの奨学金の整備がされていない。

今の奨学金制度では、まだまだ救われない優秀な人がたくさんいることを、どうすれば、国は気づいてくれるんだろう。