実は、ネットにでていた、
女子医大生が学費を稼ぐために、夜のお仕事をする
というのをみて、は?と、思ったのです。
奨学金って、すべての学費を貸してくれるわけじゃないんですよね。
それに、生活費は、自分で賄わないといけない家庭の状況だったら。
今の医学部は、低学年から、とんでもない膨大な量の勉強量で、例えバイト料のいい教育系のバイトをしていたって、奨学金で賄えない学費と生活費を稼ごうと思えば、体を壊してしまいそうです。
医学部に、奨学金を利用して進学を考えても、生活を支えてくれる、奨学金で賄えない学費を支えてくれる程度の家庭力はないと、進学できない学生はいるでしょうね。
これって、医学部だけに寄らず、大学進学を考えたときに、同じ悩みを抱える人がいっぱいいるんじゃないかな。
生活・学費を心配せず、頑張る気があれば進学できる環境、というのを整えないと、貧困➡努力だけではどうにもならない未来、に、なってしまうのでは?
すごく前に、母が新聞をみて、泣いていたのを思い出しました。
防衛医大の受験失敗を苦に自殺した学生さんの記事でした。
家庭の状況から、生活・学費の心配がなく進学できる医学部は防衛医大しかない。
どうしても、防衛医大に進学したい。おそらく、血のにじむ努力をされてきたと思います。
こんな学生さんが・・・・支援される環境にないなんて・・・なんで死なないとだめなの、と、泣いていました。
あの頃から、なにも変わっていない。
家庭の環境に負けずに学ぶことに意欲を燃やす学生さんが、報われるだけの奨学金の整備がされていない。
今の奨学金制度では、まだまだ救われない優秀な人がたくさんいることを、どうすれば、国は気づいてくれるんだろう。