★コロナ感染症講演会★印象深かったこと★

9月1日 2時間休憩なしで行われたコロナ感染症の講演会に参加してきました。

 

印象深かったのは、コロナ感染症薬が出回らないことへの不安はあったが、実は、あまり関係なかった、ということでした。

 

65歳以下では、コロナ感染症薬が投与された例、投与されなかった例での重症化への判定は、差、なしです。

65歳以上でも、複数の重症化リスクがなければ、コロナ感染症薬の投与例、投与なし例では、差、なしです。

 

では、なにが、重症化するか、しないか、の差になるのか。

 

それは、ワクチン接種(予防接種)を、きちんと、経過を追って受けているか、ということでした。

 

ワクチンは、一定期間(3-6か月)過ぎると、効果が減ると言われています。

2回、3回目と、きちんと接種する。

すると、感染リスクは減りますし、感染はしても重症化はうんと防ぐことができる、ということでした。

 

とりあえず、ワクチンを打ってほしい、それが、講演会での、強いメッセージでした。

 

実際に、今回の第6波で、当院職員が子供さん・家族さんが感染して、2人が濃厚接触者、2人が感染、うちひとりは、感染&時間差できた家族の感染で濃厚接触者と、20日間出勤できない、とかになりました。

 

この感染した二人は、アレルギーがあって、一人は1回目でアナフィラキシーをだして1回しか打ててない、一人は、2回は打ったけど3回目は怖くて打ってない、という人でした。

3回、きっちり打っていた二人は、感染せず、濃厚接触者で済みました。

 

今月末で、1回目接種は、終了します。1回目が打ててないということは、2回目、3回目、4回目ワクチン接種の機会を失う、ということです。

今後でてくる2価ワクチンは、あくまで、ブースター用で、3回目接種からの人が適応と聞いています。

 

確かに、新しいタイプのワクチンで心配なお気持ちもわかりますが、やはり、ワクチン接種を前向けに検討して頂きたいと思います。

よろしくお願いします。