看護学校での講義を終えて

淀川区医師会看護学校で、講義を受け持っていました。

自分の担当分は、終了しました。(テストも終了、みなさん、優秀でした。)

 

講義終了後アンケートで、<わかりやすかった>という高評価を学生さんからいただいたようで、学校の先生から非常にお褒めの言葉を頂きました。

 

しかしながら・・・・講義内容はさておき、私が、看護学生さんに語り掛けたかったのは、やはり、<しっかりとした職業意識をもって看護師さんになってほしい>ということでした。

 

確かに、私が研修医・病院勤務医時代は、入院患者さんには、24時間365日体制で関わってきました。一生懸命でした。でも、入院患者さんが、退院時に、本当に、長い間話をしたり、お礼をいったりするのは、看護師さんに対してです。その意味が、当初はわかりませんでしたが、自分が、妊娠中の入院、お産の時に、なるほどと実感しました。医者は、コントロール・緊急時対応は、してくれます。でも、長い入院期間、ずっと、寄り添って、いつもそばにいてくれるのは、看護師さんなのです。

 

講義の中で、ひたすらに、看護師さんという仕事が非常に素晴らしい仕事であること、やりがいのある仕事であること、そして、責任の重い仕事であること、そして、<涙を流して、お礼を言われることがあるほど慕われ、頼りにされる仕事であること>を伝えてきました。

講義内容よりも(笑)、そちらが伝わっていてほしいと思う、院長でした。