病院長をしていた伯父が、病院で診る孤独な老人をみて、母(伯父の実妹にあたる)によく
こどもに入れ込みすぎる、老後の金もちゃんと残しておけよ。
老後に金がないと、誰も寄ってこんぞ
と、言っていました。
まぁー、それは、素直に、子供に見捨てられるぞ、という意味だったと思いますが。
でも、実際に、自分が医療の現場、介護の現場でみた現実は、
お金をもっていても、まったく家族が寄りつかない人
すべて子供が経済的援助をしているのに子供から献身的なお世話を受けている人
どちらかのような気がしています。
お金をもっているからすごく献身的な介護を受けれていてお金がないから見捨てられている、そんな感じは受けていません。
いかに、子供のために生きたか、愛情を注いだか、子供を思ったか、が、老後の子供との関係を分けていく気がします。積んでおかないといけないのは、貯金、ではなく、子供への愛情・献身、人間としての徳です。
そんなことを思いながら、<お母さんが仕事をしていて、子供の面倒をみてくれなかったから・・・>と、日々、ぐちぐち子供に言われる母親である私。(泣)。
ええ加減にせぇーよー、仕事しながらのワンオペ、どんなけしんどかったと思っとんねん、と、思いつつ、老後の子供とのかかわりで、実は、感謝されているのか、本気で面倒みてもらえなかったと思われているのか、わかるなぁーと、ため息です。