これ、子供の頃、親がよく言っていたことなんです。
トラは死んで皮を遺す、人は死んで名を遺す。
大人になるにつれて、
あー、私は名を遺す人にはなれんかったなぁー
という、さみしさと申し訳なさと情けなさを感じることは、結構、ありました。
でも、今回、居原田麗先生の他界で感じたのは、名を遺すというのは、別に大々的に世間に、功労で名を遺す、というだけではなく、人の心に残る人になるっていうことだったんじゃないかな、って、思うんですね。
要するに、人として慕ってくれる人を、思ってくれる人を、一人でも多く抱えるような人になれってことだったのかな、と。
ちょっと、今更ですが、少し、肩の荷がおりました。