当院は、発熱患者さん、お熱はなくても咽頭痛の強い患者さんには、溶連菌キット検査を施行しております。
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溶連菌は、しっかりと抗生剤を服用して頂くのと、未治療では、大きな差のでる疾患です。
お薬を飲み始めると、2〜3日で熱が下がり、のどの痛みもやわらいできます。
発疹が出た場合、急性期を過ぎて、手足の指先から始まる落屑(皮むけ)が認められるようになります。
確実に溶連菌を退治し、重大な続発症(合併症)を引き起こさないために、症状が消えても抗菌薬はしばらく飲み続けなくてはいけません。
抗菌薬は、5~10日間飲み続ける必要があると言われていますので、医師の処方どおりに最後まで飲みきることが大切です。
当院は、最大容量×5日分を採用しております。(通常容量×10日分だと、途中で服用をやめるかたがいるため。)
溶連菌感染症の続発症(合併症)について
5日間お薬を飲み続けるのは、面倒でむずかしいことかもしれません。しかし、決められた期間はしっかり抗菌薬を飲んでおかないと、ときに、心臓弁膜に障害などを起こすリウマチ熱や、急性糸球体腎炎といった続発症(合併症)につながることもあります。
しっかりと最後まで抗生剤を服用頂かないと、心臓や、腎臓に大きな合併症を起こす場合があります。
劇症型溶連菌感染症
溶連菌感染症の中には劇症型溶連菌感染症というものがあります。稀な病気ですが、症状は発熱、手足の痛みから始まり、菌が全身に広がります。発症から多臓器不全に至るまでの経過が急激ですので注意が必要です。
当院では、キット検査と同時に院内採血検査を行っておりますので、炎症反応が強い溶連菌感染症の方には、受診当日、抗生剤の点滴も施行しております。
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