コロナ禍から、5類へと変更になり、当院でも、スパイロ検査(気道検査)を再開しました。
吸入薬を使っている患者さんに、数年ぶりに、吸入薬があっているかどうかの評価判定のため、スパイロ(気道)検査を勧めていますが、のきなみ、気道閉塞状態の患者さんが続き、かなり私自身がショックを受けています。
気道の閉塞状態にあわない薬で、このコロナ禍の数年、患者さんは過ごしておられたわけです。
気道は、閉塞状態のまま呼吸をして、炎症を起こしたままにすると、今後、もう、拡がらないガチガチの気道になってしまいます。柔らかさを保つため、喘息・COPD他、吸入薬を必要とされる方には、しっかりと気道が開くレベルのお薬が必要です。
原因としては
①お薬量があってなかった
②吸入の手技が雑になり、実は、お薬を十分、吸入できていなかった
①→スパイロ検査で評価して、お薬量の調整を!
②→当院となりの薬局さんには、吸入手技の患者さんへの再指導を依頼
しました。
当院お隣の薬局には、吸入指導士がおられますので、丁寧で確実な吸入指導を受けることができます。
喘息で吸入薬を使用中の方は、一度、当院でスパイロ検査を受けてみませんか?
それと、当院おとなりの薬局で吸入薬を受け取って、吸入の正しいやり方を学んでみるとかどうでしょうか?
呼吸苦は本当につらいですよね。
ぜひ、一度、疾患・お薬に関して、見直しの機会を考えてみてください。
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