故 居原田麗先生のブログ ☜クリック(テーマ 子宮頸がんに絞って)を、久しぶりに読み直してみました
婦人科癌の発見のむつかしさ、そして、治療のむつかしさが、本当にわかって頂ける濃い内容だけど、とてもわかりやすく、また、治療の提案も、保険診療(標準診療)・自費診療まで多岐にわたり、婦人科癌の治療のバイブルともいうべきブログ、と、わたしは思っています
先生が、闘病されているときに、リアルタイムでブログを読んでいたので、本当に、日々、たまらない気持ちで過ごしていました
(それは、小林麻央ちゃんの時も、同じ)
今回、私は、骨盤MRIを撮った際には、子宮体癌Ⅲb疑いと言われ、婦人科受診すると子宮筋腫と言われ、結果、子宮筋腫だったわけですけれども
みなさんからにみたら、画像診断の誤診?と思われるかもしれませんが、私からしたら、婦人科あるある(当然、逆もある・・・大丈夫と言われていたのに、結局、癌だった・・・)なのです
婦人科の癌は複雑すぎて、画像検査では、本当に、わからないのです
実は、膣から子宮、卵巣は、腹腔内は、つーつー(吹きぬけてる・・・)で、婦人科癌は、周辺腹腔内へちらばりますし、血流も、すべて肝臓に戻るので、あっという間に、肝臓・肺・脳・骨、全身に拡がります
少し進行していれば、もう、画像ではどこまで拡がっているのか把握できず
居原田先生の婦人科手術の時にも記載がありますが、開腹して、中をみてみるまで、手術できる症例なのか、(転移がひどすぎて)できない症例なのか、ほんとにわからない、それが、婦人科癌なのです
居原田先生も、大丈夫と言われても、やっぱりおかしいと思って受診しても、大丈夫そう、とか言われて、念のためにした検査の結果、余命1年の癌ですとの宣告。
そのあとも、画像上と、現実の病状のギャップが、ずっと続くのですが、これは、医師の技量の問題ではなく、本当に、婦人科癌って、わからないんです
なにそれ?って、思われると思いますが、そうなんです、本当に、怖い癌です
医師(や、その家族)が命を落とす癌は、すい臓がんか、婦人科癌、というイメージが私のなかにあって、そんなわけで、わたしは、すい臓に少し奇形があるし母はすい臓がんだし、婦人科的には手術適応はないけど小さな筋腫があったので
まめに、胸腹部CTと骨盤MRI(子宮中心)撮ってますし、MRCPも時折(すい臓がんに特化したMRI検査)受けてます。
今回、子宮と卵巣を摘出したことで、自分が思うところの、めちゃくちゃ怖い癌のひとつの心配がなくなりました
本当に、ホッとしています
お子様をのぞまない年齢になってから、子宮筋腫の手術を勧められたら、婦人科癌のリスクが減る、という大きなメリットがあることも考えて、手術の是非は、考えてみてください
今回、入院中に、<子宮筋腫で手術を言われていたのに、なんとなく怖いから避けていて、そしたら、子宮がんになって、よくないのよ・・・>という方のお会いしました
あー、あるあるだよな・・と、思いつつ、自分の患者さんには、子宮筋腫の手術のメリット(癌のリスクがなくなる)もお伝えしたいと、強く思いました
手術も、リスクがないわけじゃないので、しかも子宮筋腫は良性疾患ですから、担当医も、拒む患者さんに、強く、強くは手術を勧めません。あー、手術した方がいいんだけどなー、と、提案はしても、強くは勧めません
ですので、提案されたら、ご自身でよく考えてみてください
大事です

