先日、転勤により当院から転院された患者さんから、お礼状を頂きました。
待ち時間が短く、丁寧で的確な診療を受けれていたことに、いまさら、感謝しているという文面と
先生からのメルマガが届いて、いつまでも貴院に支えられていることがうれしい
といった内容でした。
わたしは、開業時、残り医者人生が10年となったときに、医者として何をしたかったを理念として開業しています。
それは、丁寧な医療、それだけです。
40代、50代の方が、癌で死んでいくときの本人の無念、家族の嘆き。
60代の方々が、せっかく退職して老後の生活を楽しみにしていたのに、基礎疾患の合併症で、楽しみきれない日々。
70代以降の、孫の成長を楽しみにしながら、幼く慕ってくれる孫とのさみしい別れ。
大きな病院にいると、かかりつけ医さえ、しっかりと検査をしてくれていれば、しっかりと治療をしてくれていれば、この人たちに、こんな哀しいを思いをさせずに済んだのではないかという思いがぬぐい切れず
だったら自分がそこにチャレンジしたいという思いで開業しました。
患者さんを長時間待たせないこと
患者さんの希望に、医師が惑わされないこと、正しいことは、しっかり提案して受け入れて頂くこと
他科診療はしない、内科に特化した診療をすること
紹介先では、よい先生に診て頂いて、しっかりと、とことんまで検査、治療をしていただけるネットワークを築くこと
職員に、徹底して、自分たちは患者さんのためにあるという思いで職に従事してもらうこと
犠牲にしたのは、地域貢献と、自分の稼ぎです。
おそらく、当院は、もっと稼ぐことができるクリニックと、本当のところ思います。
福祉(生活保護の方々)や、他科(皮膚科、整形外科、小児科、とか、内科とかぶっているところも多々ありますし)、ちょっと当院ではみきれないかなと思う方でも、まずは受け入れて診てみる、とか。
でも、そういう、自分が診きる自信がない患者さんを受け入れるのは不誠実だと思っているし、受診門戸を開いてしまうと、待ち時間が長くなって、受診をあきらめる方々でてくる。
それでは、丁寧な診療が、成立しないのです。
先生、いきなりどうした?と思われるかもしれませんが、春の陽気で、初心にかえって、なんか、こう、気持ちが溢れているんだと思います。

