院長★開腹日記★最後に・・・

子宮筋腫で手術を勧められたら・・・

 

もちろん

 

手術、え???、そんなのいや・・・できるだけ自然経過で・・・

 

と、当然思うと思います

 

でも、考えてみてください

 

この手術で、この先、あなたは、子宮がん・(卵巣もとれば)卵巣がんのリスクから、離れることができます

 

婦人科癌は、本当に、えぐいです

 

周囲へのリンパ節転移も激しいし、血流は、肝臓に集約されるので、発見が遅れての転移も、肝臓・肺・脳、と、全身に早々に拡がります

 

それでいて、画像だけでは、本当のところ、どこまで拡がっているのか、とてもわかりにくいので、開腹してみて、術野をみた先生方の、<あ・・・・>という顔とともに、拡がりがひどければ手術をせずに閉腹、ということも、実際にあります(もちろん、そうなる可能性は患者さんには説明済で、手術となっているわけですけれども)

 

生体として、加齢とともに、役割を終えた子宮と卵巣の癌で死ぬのは、私は、絶対に嫌でした

他の臓器は、ずっと働き続けているので、摘出するわけにはいきませんが、子宮と卵巣は違いますから

でも、これまで、子宮や卵巣をとる適応の疾患がなく、ひたすら、婦人科検診を受け続ける・・・癌になって摘出するまで・・・と、思っていました

 

もしも、子宮筋腫で手術を勧められていて、すでに、おこさまをのぞまない年齢になっていたら、癌のリスクを軽減できるということも、真剣に考えて、手術を受けるのか、経過観察にするのかも、検討の余地があると思います

 

子宮筋腫で手術を勧められていたのに、あの時に摘出していれば・・・・・と後悔することが本当にあることを、真剣に考えてくださいね

(この話を、休診前に、患者さんと診察室ですることがあって、そうですね、ほんとですね、手術も考えてみます・・・と、おっしゃる姿が印象的で、みなさんにもお話したくなりました)