2重事故を避けましょう<遅刻・他>

医者になった当時、伯父に言われた言葉をいまだ思い出し、守っていることがあります。

 

<人なんだから、どうしても、寝坊とかはある。でも、寝坊して、遅刻するとしたら、きちんと連絡して謝り、その遅刻予想時間で、きちんと到着するようにしなさい>

 

どういう意味かというと、遅刻して怒られること、人に迷惑をかけることは、もう、取り返しがつかない。それは、心から申し訳ないと思い、最大限、誠意をもって対処するようにしなさい。

でも、それを取り返そうとか、隠蔽しようとして、赤信号で渡って交通事故にあったり、階段を駆け下り転んだり、人を傷つけたりして、かえって、遅刻を大幅に増やしてしまうことはよくある。

そういう、最初の失敗を隠そう、ごまかそうとして、2重、3重に、失敗を拡大させるのはやめなさい、という言葉でした。

 

何事によらず、そうです。失敗は覚悟を決めて、初期に手を打たないと、とんでもない拡大した出来事になり、多数の人に迷惑をかけ、多大な損失をうみ、とんでもないことになります。むしろ、取り返しがつかないことも、多いです。

 

失敗したら、正直に申告すること。そして、誠意をもって謝ること。そして、その失敗を最小限で留める努力をすること。人としての道として、とても大事です。当院のスタッフにも、うるさく指導しています。伯父は、遅刻を例にだして語ってくれましたが、本当に、心にしみ、いまだ、実践していることです。