大学病院に勤務している時には、まだまだ働き盛りの方が
末期がんで入院してきて、加療しても余命はわずかで、本人の
つらさ、家族の悲しみを、たくさんみてきました。
テレビドラマではなく、リアル(現実)です。
仕事があるから、不調でも受診できなかった。
大概の方は、そうおっしゃいます。
実際に、自分の職場を考えてみても、自分が、その時間抜けると
どれだけの人に迷惑がかかるだろうかと思うと、そうそう受診機会
というものを得ることができません。
だからこそ、なんとかクリニックレベルで、患者さんの体調不良を
早期に発見できないか、きちんとしたわかりやすい説明で加療を
始めてもらえないか、という、思いで、開業しました。
そして、このブログも、しかりです。
なかなか、診療時間内でお伝えできないことも、ブログを通して
少しでも、疾患理解、受診動機になってほしいと願っています。
ほんとに、病で、つらい思いをされるのが、医師としてつらいです。( ;∀;)