🏥高血圧症の患者さんへ🏥減薬へのアプローチ

最近、高血圧初回治療前の検査の流行(?)は、

 

①ホルモン性高血圧症かどうか?(血液検査)

②心臓に負担がかかってないか?(心電図検査)

③動脈硬化がどの程度か?(血管年齢検査)

④睡眠時無呼吸症候群じゃないかどうか?(自宅でする睡眠時検査)

 

の4つをやってみることです。

 

すべて、当院で施行できますが、④に関しては、まだ、積極的にはお勧めは

していませんでした。(高血圧ということに動揺している患者さんには、

まずは、必要最低限の検査にしておいてあげるべきだと思っていたからです)

 

しかし、降圧剤を飲んでも飲んでも降圧が難しい患者さんに、一度、睡眠時無呼吸症候群がないか検査をしてみましょう・・と、お勧めしたところ、実際にみつかり、

睡眠時無呼吸症候群の治療が始まると、あらららら~~~・・・・・・・・・・

あんなに頑固に下がらなかった血圧が、同じ降圧剤を飲むと、ふらっっとします

というほどに下がり、お薬をかなり減らすことができました。

 

うわぁー、これは、やっぱり、高血圧初回治療前に、睡眠時無呼吸症候群の検査は

必要だなぁーと、実感しました。

 

そして、なかなか、降圧が得れない患者さんにも、是非とも勧めるべきだと思いました。

 

血圧が、なかなか下がらない、そして、夜間いびきを指摘されることがあるという

患者は、当院で、一度、検査を受けてみて下さい。

思わぬ睡眠時無呼吸症候群の存在で、血圧が高いとわかるかもしれません。