🏥甲状腺癌をみつける手段🏥

甲状腺、という、頸部前面にある、ホルモン器官があるのですが、しばしば、ここの癌を、<偶然>発見することがあります。

 

甲状腺癌は、一般的には進行が遅いことがあり積極的に<癌を気にする>部位ではないことと、検査をする機会が極端に少ないので、本当にみつかることが少ないのです。

 

これまで、数例、偶然発見された患者さんは

①肺炎で胸部CTを撮ると甲状腺もうつるため、そこでみつかった

②コレステロールのつき方をみるために、頸部エコーをしたらみつかった

などです。

 

当院からのお勧めです。

①内服を要するほどではなくても、甲状腺ホルモン異常があれば、こまめに甲状腺エコーを受けましょう。

②頸部血管エコーの受診機会があれば、受けましょう。健康診断オプションについている場合があります。

③糖尿病の方は、回生病院糖尿病合併症外来(保険適応いろんな特殊な検査をしてくれて、1日で各種検査・説明があります。自己負担7000円程度)をぜひご検討ください。頸部血管エコーも含まれています。当院より紹介します。

 

早期がんでみつかれば、日常生活をほとんど変えることなく、治療ができることも多いです。

でも、それは、細やかな検査受診があればこそです。

 

よろしくお願いします。