🍚カツ丼を食べながら考えること🍳

カツ丼という食べ物は、ものすごく好きですね。

 

揚げたての衣が、汁と卵でしっとりした絶妙な感じも好きだし、いろんな味の交じった汁を吸ったご飯も好き。

そして、とろとろの柔らかい卵も好きだし、そんななかで、しっかりした分厚い肉も好き。

 

しかし、食べながら、これは、いかんなぁーと。

油・糖分たっぷり、しかも、超ハイカロリー。

動脈硬化系に関わる科(糖尿病科・循環器科・腎臓内科・・・)の先生方の顔が次々浮かびますし、栄養科の先生からは、悲鳴がでそうです。

 

でも、これを食べずに、得るものって、なに?と、ふと、考えてしまいました。

 

延命・・・・・・・延命の魅力とは?・・・全然、浮かばない。

長生きしなくていいから、かつ丼食べたい、と、真剣に考えこみました。本当に。

 

そして、日常、患者さんになんて言っているっけ?と、自問自答。

そうそう、長生きしなくてもいいっていうけど、ぽっくりきれいに死ねませんからね。

脳血管が詰まって麻痺がでたり、日常生活が不自由なまま、延命ってあり得ますから。それを予防するために、生活習慣病を治療しましょうって、説明しているなぁーと。

 

うっ、ピンピンコロリ、は、目指したい!そっか、やっぱり、好きなだけで、なんでもやっていいわけではないなぁー。と、しみじみ。

 

医者でありながら、医者とは思えない考えを、行き来した、おいしいカツ丼タイム、でした。