🍎りんご病🍎知ってほしいです

🍎りんご病🍎

 

大人が中心の内科ではあまり、お目にかからない病気なので、内科医師は、症状から別の疾患を考える事が多いです。

 

私も、先日、インフルエンザ?関節リウマチ?と、とても迷う患者さんがいて、患者さんから、<子供たちの間でりんご病がはやっています>と言われて、<はっ!>としました。

 

11月24日(土)、発熱・強い関節痛・皮疹、の患者さんが来院され、他院であらゆる検査がなされていましたが診断にいたっておらず、困っての当院来院でしたが、<あ、それ、りんご病だと思います。>と、お話しました。すでに、皮疹が消えていたので、確実ではないですが、当地の流行度合い、子育て年齢であること、症状から、そのように診断しました。患者さんも、<思い当たることあります>と、納得されました。

 

確定診断は血液検査になりますので、当院では行っておらず、りんご病を診る経験の多い、小児科での精査をお勧めしましたが、確定診断でも特に治療法があるわけではなく、まずは、対症療法で経過をみて頂くことにしました。

 

発熱・強い関節痛・赤いまだら模様(もしくはレース状)の皮疹を認めたら、りんご病の可能性があります。自然治癒しますが、激烈な症状から、不安になる患者さんが多く、特に、皮疹、は重要ですので、でている時に医療機関を受診してください。

 

関節リウマチや、感冒&中毒疹(薬疹)と間違われることも多く、医師が<りんご病>を、頭に思い浮かべれるかどうかが、診断の決め手、となります。