自費診療という言葉をご存じでしょうか?
これは、保険適応がなく、患者さんご自身が医療費全額を負担する
ということです。
でも、この自費診療の中でも
1)●もともと保険適応があるけれども、医学的に必要と認められないので
全額負担して頂く
→例えば、インフルエンザ薬は、同じ薬を使っても、
罹患していれば保険適応
予防的投与を希望される場合は自費適応
→ノロウイルス検査は、国が定める年齢の人は保険適応
それ以外の人は自費適応
●予防接種のように、国が公費負担などしてくれる、国も大きく
かかわっているもの
2)保険適応としては、まったく認められておらず、医師(歯科医師)と
患者さんの間での契約で成立する医療
→例えば、美容整形
一重を二重瞼にするとかですね。
が、あります。
1)は、薬にしても、予防接種にしても、検査にもしても国の厳しい審査を通過しているので
高い確率で、安心・安全は、獲得できていますが
2)は、本当に、医師(歯科医師)の技量や考えが大きく反映されますので
患者さんご自身の思慮やリサーチ力、責任能力が強く求められます。
おそらく、施行(投薬)前後で、同意書や契約書を作成する場合も多いと思います。
トラブルが生じた場合は、医師VS患者さん だけでの解決、ということになります。
当院は、院長の考えにより、この日本での内科治療において(2)にあたる自費診療を
必要とするのは、難病や癌などの最先端医療だけと思っておりますので、(2)にあたる
自費診療は導入しておりませんし、今後も、今のところは導入するつもりはありません。
(2)にあたる、保険診療ではまったく適応となっていない医療を自費診療として
受ける際は、よく考え、よく調べ、同意書・契約書もつぶさに読み、結果においても
自己責任であるという覚悟をもって、挑んでください。
それくらいの思いがないと、結果を受け入れがたい思いをすることがありますので
ご自身の決意に自信をもって挑む覚悟が必要です。