<彼女は安楽死を選んだ>

NHKでの放映を、録画していたものを観ました。

 

安楽死を選びたい患者さんの気持ち、それを理解したいけど生きていてほしいと思う家族の気持ち、安楽死を選ばずとことん生きるところまで生きることをのぞむ患者さんの気持ち、それぞれの気持ちが、自分のこれまでの家族とのかかわりや自分の立場から、痛いほど理解でき、とてもつらくもためになる番組でした。

 

死ぬということはどういうことなのか。

 

一番、身にしてみて思うことは、もう、どうやってもどうやっても、死ぬ人も、遺される人も、会えない、話せない、そばにいることができない存在になるということ。

 

いろんな選択肢があっていいと、先生は思います。

ただ、安楽死に携わる医師がいっていた<あなたの権利で家族を傷つけるような安楽死は勧められない>という言葉は、本当だと思います。

 

あなたあっての家族。家族あってのあなた。家族を守る患者さんを守るべく、先生も日々の診療に誠心誠意取り組みます。