<しんどいこと>の正体は?

当院に、<なんだかしんどい、子育てや、仕事に支障がでる、しんどくてできない>という訴えで来院される患者さんがおられます。

 

患者さんご自身は、健康や心に問題を抱えていないはずなのに、なんだろう?と、疑問としんどさでいっぱいです。

 

まずは、素直に血液検査をお勧めしています。

ウイルス・細菌感染で、一時的に急激に肝機能と腎機能を悪くされる方がおられますし、自覚のないホルモン異常(一般的には甲状腺です)・生活習慣病・癌(当院は腫瘍makerで検査をしています)の方がおられるので、そこを探っていきます。

 

あわせて、提案しているのが、①呼吸機能検査(自覚のないたばこ病や喘息)②睡眠時無呼吸検査(いびきの有無をお聞きしています)③不眠治療です。

 

これが、結構、①-③の検査や治療で、異常を認めたり、数日しっかり寝て頂くと回復したり、ということがあるんです。先日も、医師が240人参加した不眠症セミナーで講師を務めた、回生病院 睡眠医療センターの谷口先生のところに、講演後、ご挨拶にうかがったら、<先生のところの睡眠時無呼吸患者さんの検出数がすごい、と、スタッフと話をしているんです・・・>というお言葉を頂きました。というほど、検査をすると、ひっかかってくるんです。

 

しんどい⇒血液検査をして異常なし⇒心の問題だから心療内科へ というのは、よくある過程ですが、心の問題とする前に、もう一歩、呼吸や睡眠、当院では行っていませんが、男性更年期・女性更年期など、探っていく必要性を感じています。

 

<本当にしんどいのは、心の問題かな?>と、ご自身で思うことがあれば、当院で一度、睡眠時無呼吸症候群や、呼吸機能検査を受けてみませんか?