さて、私はこれまでの診療の中で、小児というものにまったくかかわらずに
きてしまったので、開業するにあたって、<小児科医とタッグを組みたい>
ということは切望していて、もりたこどもクリニックさんにはいつも感謝
しているんですが・・・・・、今日は、ふと、調べ物をする機会があったので
お伝えしますね。
<先生、うちの子供、すごく健康なんですけど、小さいころから、高熱を
出すと、異常行動を起こすんです・・・なんですかねぇ~?>という相談を
受けました。
うっ。インフルエンザでの(内服・高熱などによる)異常行動は、実は、インフルエンザ
脳症と関連しているのではないか?と思っていた私は、狼狽しました。
大人では、高熱による異常行動って、あまり訴えられることもないし、速やかに
解熱させるあらゆる手段(内服・皮下注射・点滴注射・クーリング)がいろいろ
あるので、問題になることが少ないのです。
調べてみると、<熱せん妄>というものが、相談された内容とそっくりでした。
初めて知りました、<熱せん妄>という言葉自体を。
そして、相談された方がとられた行動、<とりあえず、異常行動を起こす子供を
落ち着かせる、安心させる>ということが、とても正しいことがわかり、親の
子供への愛情と本能行動のすごさを思い知りました。
医療系サイトではないですが、わかりやすいものがあったので、参考まで。
熱せん妄か、脳症かわかりにくい場合は、必ず小児科受診をお願いします。
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