少し前に、休日診療所の当番があたり、どの程度の用意があるかわからないので、自分で、アルコールスプレーを持参していました。
診察室では、患者さんと向き合った私の背面に、なぜか、空気清浄機があり、明らかに激しい感染のありそうな患者さんの後には、次の患者さんのために、患者さんの出入り口、患者さんの座る椅子を、持参したアルコールスプレーで、シューシュー、していました。
すると、数分遅れで、必ず、空気清浄機が、ブォーっと、反応するんです。
最初は、気のせいかと思っていましたが、毎回、なので、アルコールに反応しているんですね。
つまりは、アルコールスプレーの噴霧は、部屋中に、拡散していたことになります。
あの経験を経て、当院では、カーテン・椅子などの置物だけではなく、次亜塩素酸を用いた空間洗浄、時折、特に換気状況の悪そうな診察室(窓がない)はアルコール噴霧を行っています。
噴霧は拡散する、しかも、広範囲に。なかなか、貴重な実感できる体験でした。